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2015.12.07

D’URBANのwebコラム「MAN OF DANDYISM」 エッセイスト中野香織さんが考える”ダンディズムの定義”

多くの男性は、若くてかわいい女の子が大好きですね。結構なことだと思います。短い人生なのですから、自分が満足する快楽を追求することが許される 立場にあるならば、ご自由にふるまってよろしいのではないでしょうか。ただ、あまりにも傍若無人にデレデレと若い美女を追いかけたり、次から次へと若い女 性に媚びたりしている姿は、とりわけ中年から初老にさしかかった男性においては、本能垂れ流しを見せられているようで、憐れみの情を禁じえません。

多 少ともダンディズムを香らせる方に共通する態度として気づくのは、人目に映るご自身の姿を客観視して、感情・言葉・行動のすべてを、意志をもってコント ロールしていること。そこに時折、無邪気がちらりと現れるのはたまらない魅力になりますが、自制ゼロの「垂れ流し」は失笑を買う だけです。

ダンディズムの歴史を彩る男性たちの、女性に対する好みや態度はさまざまです。ホモセクシュアルもいましたし、自分しか愛さないナルシストも少なくありません。ただ、意外に多いのが、自立した、時に年上の、芯の強い女性を選び、大切に愛しぬくという例です。

最 も顕著なのが、エドワード8世あらためウィンザー公爵でしょうか。皇太子時代には、強い性格の人妻を愛人としてとっかえひっかえしましたが、離婚歴あるア メリカ女性ウォリス・シンプソンに出会い、英国王位を放棄して彼女を選び、一生仲良く添い遂げました。英首相のベンジャミン・ ディズレーリは、12歳年上の未亡人と、彼女が50歳のときに結婚し、生涯、愛し続けました。また、白洲次郎はアメリカ帰りのお転婆だった樺山伯爵の娘、 正子と結婚し、対等なパートナーシップを築きあげています。ウィンストン・チャーチルもクレメンタインという愛嬌と安定感をあわせもつお嬢様と結婚し、生 涯、大切にしています。結婚30周年目にチャーチルは、クレメンタインの二つの欠点をあげています。「プロポーズをすぐに了承した軽率さ」と「30年間、 こんな私に黙ってついてきた愚かさ」。毒舌家の本領を発揮する愛情表現ですね。チャールズ皇太子も、結局、古くからの愛人を大切にして、正妻が亡くなった あとには結婚しています。彼らにこのように愛された女性のほうも…

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