Dress up Men

NEWS

知見のある男は洒脱に着こなす
テーラード、スーツ関連のイベントやブランド情報を紹介
2016.11.28

2017年春夏 ダーバン展示会レポート

2016年10月5,6日の2日間、ダーバンの2017春夏シーズン展示会が有明のTFTビルにて開催された。

テーマは「Smart Cool Elegance」。
夏の日差しの中でも軽快に着こなせる快適さが魅力の”MONSOON―モンスーン―”発売20周年を祝うアニバーサリーイヤーでもある。また来季は着回し提案もこれまで以上に強化され、組み合わせによりON-OFFでの着回しもスマートに振る舞える提案がなされていた。

img_0956
モンスーンとは
日本特有の高温多湿な気候を快適に過ごせるように開発されたダーバンの盛夏対応ビジネスライン。

1997年の発売からお客様に支持され続け、20年の時を経て素材を見直した盛夏向けのスーツ。クールビズ提唱以前から、盛夏対応のスーツとして天然素材を使用した夏の清涼スーツの先駆けでもある。表地はもちろん、裏地にも天然にこだわって一から開発した素材を使用。純日本製にこだわった本物の元祖、清涼スーツだ。

02

一切の妥協なくこだわった素材

開発当初より天然素材にこだわり、ウール100%、通気性、糸の織り方も含め今までにないものを作ることを念頭に、開発まで2年の歳月をかけてきた。製品として世に出るに至るまでには付属の素材メーカー各社の協力が欠かせなかったとのこと。裏地に使用しているベンベルグ(キュプラ)は旭化成の協力のもとモンスーン用に開発されたオリジナル仕様。もともとキュプラが保有している吸放湿性、なめらかなタッチ、接触冷感性に加え、通気性を高め、裏地の表面に凹凸感を持たせることで、汗ばんだ肌へのベタつきを感じにくくしている。モンスーンには欠かせない素材なのだ。(旭化成”ベンベルグ”の詳細はこちらから

発売当時の色柄を現在の技術で再現

中には伸縮性に乏しいとされるモヘア(羊毛)混であるにもかかわらずストレッチ性をもたせた珍しい素材を使用したスーツも。ウール本来の透湿性、放熱性を損なわずに自然な伸縮性(ナチュラルストレッチ)を得るため、極細メリノウールに強い撚りをかけた糸を使用し、独特のドライタッチとシワになりにくい機能を実現。発売当時の色柄を再現してみせた。ダーバンの一切妥協のない素材を追求する姿勢が見てとれる。

img_0947

タイトではなくシャープ

夏を快適に過ごすための一つの機能として持たせたストレッチ性。ダーバンらしい風格を感じさせるシルエット。それが適度なゆとりを感じ持たせることであり、タイトとはまた違うシャープさをもたらす。暑さのなかにあっても、大人の持つ色気と生地本来が持つ色気、艶のバランスを持ち合わせた唯一無二の清涼スーツであろう。

J∞QUALITY認証商品

モンスーンのスーツはJ∞QUALITY商品認証を申請中。認証を得る商品も来季は60品番にまで上る予定で、国内ブランドの中では群を抜く。

img_1202

また、2017SSより全社として旭化成のキュプラ繊維(ベンベルグ)のタグ表記を開始。すでにパターンオーダー分は今秋から開始している。国内の自社工場”ダーバン宮崎ソーイング”で縫製され、日本のみで作られるベンベルグを使用した純日本製のスーツである証なのだ。

保型性を維持するためには付属が重要で、裏地がなければ発汗時に表地が伸びてしまう。芯地がしっかりしていないと、クリーニングの際に型くずれを起こしてしまう。見た目の上質さはもちろん、素材を追求したダーバンの「MONSOON―モンスーン―」2017SSコレクションは、それらの仕様を簡略化することなく、細部まで吟味されたハイコンストラクテッド・スーツだ。

暑い夏であっても大人の男のエレガンスを忘れずに、ビジネスに相応しい夏のタイドアップ・スタイルを涼しげに着こなす。その姿勢も含めドレスアップできる男が格好の良さに繋がるのではないだろうか。

04
モンスーンのシャツ。一般的なシャツ生地に比べ約2倍の通気性がある。透けるほど薄い生地であるが、織り組織に隙間をつくることで汗をかいても肌への直接の接地面積がベタつきを抑制する効果を発揮している。これまでにも涼感シャツはあったがより進化させた。

img_0953

MONSOON以外にも大人のスタイリングを支えるコレクションが揃う

img_0951

SPONSORS

協賛企業