SHOP STYLE
世代を超えて受け継がれる、伝統あるスーツ
ダーバン横浜タカシマヤは、店名通りタカシマヤの横浜店内、6Fの紳士服売場に居を構える。上りエスカレーターで6Fに到着すると目の前がダーバンの売場。ボディがいくつも並べられ、ダーバンの今を感じることができる。この店舗の特徴は大きく開かれていること。視認性が高く見やすい売場には年齢問わず来店される客が多い。伝統ある百貨店なので昔から馴染みにしている人も多く、2世代、3世代と受け継がれているのも魅力だ。父が子にプレゼントする、というシーンも度々見られる微笑ましい光景だ。商品構成は、シーズンの既製品はほぼフルラインナップで用意されており、奥にはパーソナルオーダースペースが用意されていることからわかる通りパターンオーダーにも対応している。そこでは松本さんをはじめ、知識と経験豊富なレディーススタッフも親切丁寧にシミュレーションをしてくれ、安心感を持ってスーツを作ることができる。来年で50周年を迎えるダーバン。“純日本製”に並々ならぬこだわりを持って50年という時と経験を積み重ね、日本人の体型を熟知したパターンを持ったスーツは唯一無二。一度袖を通したらその魅力に取り憑かれてしまうだろう。
ENJOY SUIT
女性ならではの目線。スーツの新しい楽しみ
「メンズファッションってレディースよりも幅が狭い分奥が深いですよね。この奥深さに触れるとどんどん知りたくなって、知れば知るほど楽しいんです」と松本さんは話す。この探究心を持っているスタッフにスーツの接客をしてもらうことは男性諸君にとってとても心強い。女性ならではの柔らかい対応は初心者の悩みも引き出してくれる。豊富な知識を持っている松本さん曰く、スーツの選び方の極意は「目的、シチュエーションをしっかり考えること」。大きくはビジネスとパーティで分かれるが、同じビジネスでも対外向けと内向きでは使うネクタイやシャツの襟型、色など注意すべきポイントが変わってくる。松本さんはそういった細かいポイントまでヒアリングし、客に最も適した提案をしてくれる。松本さんがオススメする今期のスタイリングはグレー系スーツにブラウン、グリーン系の挿し色。メンズファッションだからこそ、女性目線の新鮮な意見は重宝すべきポイントだ。スーツの楽しみが一辺倒ではないことを松本さんから教えてもらってはいかがだろうか。