SHOP STYLE
大人の余裕を感じるラグジュアリー
日本橋三越本館2階の改装に合わせてリニューアルしたランバンコレクションの店内はラグジュアリーという言葉がぴったりな贅沢な空間が広がっている。内装はプライベートな応接室のようにリラックスできる空間をイメージしているとのこと。共用部にはあざやかなグリーンのソファ席があり、くつろぎながら商品を見ることができる。また、オーダーサロンには5000ほどのバンチがストックされていて、細部まで自分の思い通りにいくパーソナルオーダーが可能だ。奥の空間では「セラーストック」と呼ばれる商品陳列方法を採用し、見る者にインパクトを与えてくれ、店内中央で展開している「バイヤーズセレクション」や三越別注の商品など、日本橋三越店にしかないものもあり、他店にはない魅力で客の目を楽しませてくれる。それには理由があり、世の中のカジュアル化傾向に比べるとこちらのお店はまだまだスーツ、フォーマル需要がとても高いのだそう。立地上、より上質なものを求める方やこだわりをもつ方がとても多いようだ。そういった方たちの要望に応えられるお店づくりをしながらも、今季提案している明るめブラウンの細コールジャケットは若い方にもオススメできる商品だ。目が肥えた方から初心者まで幅広いニーズに対応しているので、これから洋服を知りたいという方にはぜひこのお店でラグジュアリーな体験をしていただきたい。
ENJOY SUIT
メンテナンスにもこだわりを
栗原さんが着用しているスーツはランバン コレクションのものもの。トーンオントーンの柄で控え目な主張が素敵なスーツだ。「近くまで寄ってもらえばどんな柄かわかると思うんですけど、これくらいの主張のほうが自分は好きですね」と栗原さんは話してくれた。いかにも日本人らしい美学を持っていて、とても好感が持てる。「スーツを着ればカッコよく見える。単純なんですけど、単純だからこそ追求できるところを追求し続ければどんどんカッコよくなっていくのがスーツスタイルだと思います。男の戦闘服って言葉がピッタリだと思います」。キャリア約20年の言葉は重く、そして深い。「先輩から教わったのですが帰宅したらすぐにブラッシングしてハンガー掛けします。型崩れの原因になるので食べこぼし以外はクリーニングに出すことは滅多にありません。「クローゼットに除湿機や除湿剤を入れて良好な状態にキープすることができます」と話すように、着用時だけではなくメンテナンスにも細心の注意を払っている。接客時に注意していることは必ずお客様から「聞く」ということだそう。スーツを使うシーンや好きなスタイリングなど細かくヒアリングし、お客様にとって最高なスーツを紹介してくれる。自分に1番の提案をしてくれる栗原さんがいるランバンコレクション日本橋三越店にぜひ足を運んでいただきたい。