苦戦が伝えられる雑誌業界。メンズファッション誌も例外ではない。その中でひとり気を吐いているのが石井編集長率いるLEON。LEONといえばご存知「モテ」がキーワード。世間的に言えば軟派の印象だが、実は、創刊当初とは違い、女性受けだけが「モテ」のターゲットではない。取引先や、社内の上司・同僚からもしっかり「モテ」る、つまり男からも「モテ」るスタイルやモノ選びのハウツーもフォローしているところがこの雑誌のしぶといところかもしれない。スーツやドレスアップにも強いと自負するLEONの編集長自身が提唱する「モテ」ドレスアップ術とは?・・・・・・ホスト林 信朗敬白
林:今回は メンズファッション誌のトップを走っている主婦と生活社の「LEON」その「LEON」編集長の石井洋さんにお越しいただいています。どうぞよろしくお願いいたします「LEON」もついに200号ですか。
石井:17年目に突入しているんですが よく続いたなと先代までの先輩たちに感謝です。
現在までの経歴
林:石井さんの編集者としての略歴はどういう感じなんですか?
石井:私は一番最初に雑誌のアルバイトからスタートしまして、この会社ではないんですけど、そこのアルバイトをしながらものを書くライターのようなことをやらせていただいていて、ただその情報誌が休刊するタイミングになりファッションは昔から本当に大好きだったので休刊になったと同時にフリーランスですと手を上げそれからは色んな仕事をさせていただきました。そして、ひょんなことから「LEON」にフリー時代の友人が先に入社していたので彼なんかの紹介で入ることになって。
成功の秘密
林:「LEON」の一番の成功の秘密というのはなんですかね?
石井:やはり 男としての魅力ですね。それを我々は色々な意味合いを込めて「モテる」という言葉に集約しているんですけど。最近の「LEON」では モテるという言葉を割と広く使っていて同性、仲間、友達や企業にお勤めの方であればその上司の方など。
林:女性だけではないんですね。
石井:心持ちとしては女性だけではない部分にも広がって作っていますね。
林:そういう意味では現代に生きる男性にとって非常に実用的な部分も多いですね。
石井:ラグジュアリー実用誌ということで実用という部分は外さずに今までも作ってきたつもりです。
攻めるドレスアップ
林:最近ちょっと伺った話だと「LEON」はスーツ特集とかジャケット特集とかそういうドレスアップ方向の方が売れる、評判が良いという話なんですが。
石井:ドレスアップというスタイル。一方で今のメインストリームのカジュアル両方もちろん二軸でやるんですが 特にスーツ、ジャケット、ドレスアップというところの評判がすごく良くて我々の提案するところも たとえばドレスアップというスタイルの中にもちょっと大人の色気、艶というものをプラスする加えて 我々が最近言っているのは攻める姿勢が見えるスーツですね。
林:日本人の男性にはそういうものが必要かもしれませんね。
石井:今は今日ぼくも着ているんですけどピークドラペルのまろやかさというよりは尖った部分が見える。
林:男性的な感じですよね。
石井:ラペルは広めの方が良くて、スリーピースというところでちょっと貫禄や威厳というものもプラス出来るし、あとはVゾーンでベースは白シャツにネイビータイだと思うんですが、薄くシャドウ柄が入っているものに柄のシャツを合わせてみてちょっと近づいて話をすると、この人はちょっとこだわって合わせてると見えるような。
林:相当、服にメッセージ込もってますね。
夏に向けてのドレスアップ術
林:これからどんどん暑くなって日本の男性の、特にお勤めの方の服装というのが、なんとなくちょっと寂しいというかシャツとパンツだけですよね。そういう夏に向けてのドレスアップ術で何かアドバイスはありませんか?
石井:仮にタイがない場合でも、どうだらしなく見えないようにするか、それはまずは絶対的にサイズ感だと思うんです。シャツもそうです。シャツのサイズ感を気にされてない方はまだまだ多いので。
林:シャツのサイズ感は大事ですね。
石井:最近、僕的にお勧めしたいのは、ジャケットを着ていないのであれば、簡易なジャケットという意味でジレを合わせて欲しいと思っています。
アクセサリーの重要性
林:もう一つお聞きしたかったのがスーツ、ジャケット、シャツ、パンツなどありますが、アクセサリーの重要性というのもあると思うんです。
石井:やはりメンズファッションの中で時計は切っても切り離せないものだと思います。さっきお伝えした 攻める姿勢や艶を示すのに、今「LEON」でもこういうポッテリとした形のリングなんかをお勧めしています。そうすると 手の動きですとか仕草の中で小さいんですけど気になる目線になりますし。
心のドレスアップ
林:ドレスアップというのは もちろんファッションやアクセサリーなど身につけるものもありますが、精神的なものもあると思うんですね。心のドレスアップというかそういう意味で、今の日本の男性にこういう心のドレスアップがあるよとマナーなのか 何なのか分かりませんが編集長は何か提言ありませんか?
石井:ドレスアップスタイルを自分が楽しむというのはそれだけでも自分のモチベーションが上がると思うんですね。ですが それに加えて、たとえば女性とデートだったり一緒の場であれば、そこは恥ずかしがらずに圧倒的にドレスアップしたスタイルでエスコートして欲しいですね。
林:ファッションだけじゃダメですね。
石井:まずはレディーファーストをきちんとする。エレベーターの乗り降りや 歩く時など、タキシードやドレスアップは女性をエスコートするための服だという認識をもっと持った方が実はもっと格好良くなれると思うんです。身のこなしや佇まいもそうですし。
林:女性をエスコートするという目的があれば、自然と色々な部分に気を遣うようになりますよね。日本の男性のドレスアップのそれがこれからの一つの課題ですね。是非ブラッシュアップしていってもらいたいですね。
石井:我々もそこをさらに提案していければと思っています。
<スタイリング>
スーツ / THE CLOAKROOM
シャツ / 麻布テイラー オーダーメイド
チーフ/ Vintage
ネクタイ / TOM FORD
時計 / Tiffany & Co.
リング / FRED、DE BEERS
シューズ / Santoni
<撮影協力>
主婦と生活社 LEON
104-8357
東京都中央区京橋3丁目5番7号
株式会社 主婦と生活社 LEON
定期購読センター:TEL:0120-3567-34
販売部:TEL:03-3563-5121
管理部、生産課:TEL:03-3563-5125
法務室:03-3563-5261
広告部:TEL:03-3563-5131
ホームページ:http://www.shufu.co.jp
Facebook:https://www.facebook.com/LEON.OFFICAL
Instagram:https://www.instagram.com/leon_magazine/
Twitter:https://twitter.com/web_leon
YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCnbOG94YjAg9gvWV8bAfcQQ
<出版>
月刊誌『LEON』から誕生した「モテる」情報満載のマガジンです。ひとひねりあるお店やスポット、時事ネタから、リッチな腕時計、クルマ、ファッションに関する独自の特集がウリ。すべての男性の遊びのネタ帖、会話のきっかけ作りに使えます!
LEON(レオン)